プロティウムとベアーズ・モルト、英国モルティングの脱炭素化に向けたパートナーシップの初期結果を発表

～ベアーズ モルトとプロティウムは、グリーン水素を使用した英国麦芽の脱炭素化を目的とした、業界をリードするパートナーシップの結果を発表します。～

～エネルギー安全保障省とネットゼロ（旧BEIS）からの助成金の支援を受けて、パートナーはノッティンガム大学およびインペリアルカレッジ（H2モルトプロジェクトコンソーシアム）の主要な専門家と協力して、水素が地球に導入できることを検証しました。製麦プロセスは製品の品​​質や安全性に影響を与えません。~

～ベアーズ モルトのポートフォリオ全体で天然ガスからグリーン水素に切り替えることで、年間 40,000 tCO₂ 以上を節約でき、ベアーズ モルトのネット ゼロ目標の達成に貢献できる可能性があります。～

～パートナーは現在、英国市場に100％脱炭素麦芽製品を提供するため、英国初のグリーン水素動力麦芽施設の開発に向けた実現可能性調査に取り組んでいる。～

英国に本拠を置くグリーン水素エネルギーサービス会社であるプロティアムは、英国に本拠を置き、醸造および蒸留産業向けに年間28万トンの麦芽を生産する大手モルト製造業者であるベアーズ・モルトと協力して、ベアーズ・モルトが利用できるグリーン水素プロジェクトを開発している。将来的には、英国の麦芽製造施設の 1 つで熱の 100% 脱炭素化を達成することを目指しています。

このパートナーシップは 2022 年末に大きなマイルストーンを達成しました。エネルギー安全保障・ネットゼロ省 (以前はビジネスエネルギー・産業戦略省 (BEIS) として知られていました) による助成金による研究の結果、H2Malt プロジェクト コンソーシアムが設立されました。ベアーズ・モルト社は、化石燃料を燃料とする「エアヒーター」からグリーン水素駆動のエアヒーターへの切り替えの実現可能性を調査する研究を無事に終了した。

この研究の結果、水素は、既存のサイト資産を使用し、既存の設備にわずかな変更を加えるだけで、正味ゼロ熱ソリューションを実現できる実行可能な燃料オプションであることが明らかになりました。

ノッティンガム大学とインペリアル・カレッジの H2Malt コンソーシアム パートナーが行った研究では、製品の品質に悪影響を与えることなく水素を使用できることが示されました。

このプロジェクトは、実現可能なネットゼロソリューションを見つける上で、複数の業界リーダーが参加する革新的なコラボレーションの重要性を実証しており、英国の拠点ポートフォリオ全体で実施すれば、ベアーズモルトにとって年間 40,000 tCO₂e 以上を節約できる可能性があることを示しています。

このプロジェクトは、英国のビール醸造業者、蒸留業者、消費者にとってネットゼロを達成するために、現在の業界全体の排出量が年間 300,000 tCO₂e 以上から削減されなければならない、英国のモルト製造業者にとっての主力イニシアチブでもあります。 このため、H2Malt パートナーシップは、英国モルティングをネット ゼロの未来に導くための道筋を探るプロジェクトです。

Protium の CEO、Christopher Jackson はこのプロジェクトについて次のようにコメントしています。

「ネットゼロの達成に熱心に取り組んでいるだけでなく、協力的で他のセクターをサポートするために学んだことをセクター全体で喜んで共有するクライアントと仕事をすることができて、私たちは非常に幸運でした。 ベアーズ・モルトのような英国を代表する企業が、グリーン水素を使用して将来の事業運営から炭素排出をネットゼロに達成できるようサポートできることは、私たちの大きな喜びです。グリーン水素は、英国産業のネットゼロの未来を達成するために不可欠であると私たちは信じ続けています。」

Bairds Malt Ltd (United Malt Group の一部) の Richard Broadbent 博士は次のように付け加えています。

「H2Malt は、ベアーズ モルトにとって、将来的に既存のキルン加熱および大麦乾燥装置にグリーン水素を利用するというコンセプトを実証するための重要なプロジェクトでした。 H2Maltコンソーシアムのメンバーと協力して働けることは大変光栄であり、この研究が将来、製麦工場で水素を利用するための基礎を築くことを願っています。」

ノッティンガム大学の醸造科学教授、デイビッド・クック教授は次のように付け加えています。

「H2Malt コンソーシアムの一員になれ、必要な専門知識を結集して、グリーン水素が製麦作業のネットゼロに向けて貢献できることを実証できて本当に良かったです。 ノッティンガムでは、直火式大麦乾燥機の 100% グリーン水素への切り替えによる下流の麦芽品質への潜在的な影響を確認しました。 どれも明らかではなかったので、この用途における業界の優れた脱炭素化戦略としてグリーン水素を推奨できます。」